オーガニック?ボタニカル成分?違いとメリット・デメリット

豆知識

シャンプーでもボタニカル成分やオーガニックなどが流行中ですよね。
「意味はいまいちわからないけど髪や身体に良さそう!」
と思っていませんか?
管理人はそうでした。
なのでオーガニックやボタニカルについて調べてまとめてみました!

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ボタニカルについて

ボタニカルとは?

カモミールの朝露

ボタニカル(botanical)は英語で【植物の、植物から採ったという意味です。

最近では、ボタニカルという言葉はヘアケア用品だけでなく、洋服やインテリアでも使われています。
「ボタニカル柄」といえば、花柄に加えて木の葉や茎、草、実などをモチーフにした少し落ち着いた柄のことをいいます。

(ボタニカル柄の例)

ボタニカルシャンプーとは?

ボタニカル(植物由来の)成分を多く使ったシャンプーです。

どれくらい使用すればボタニカルシャンプーと呼べるのか定義はありませんので、ちょっとでもボタニカル成分が入っていたらボタニカルシャンプーと呼んでもOKかもしれませんね。

シャンプーでは主に、植物のエキスや植物オイル(精油)などを指しています。

洗浄成分のココイルメチルタウリンNaなどもヤシ油由来なのでボタニカル成分と言えます。

植物由来の成分は昔からシャンプーに入っていたので珍しくないのですが、新しさを出すために【ボタニカル】という言葉を使って売りに出したのだと思います。

1993年にはライオンから植物物語というシャンプーが発売されて植物由来の成分が入っているのでボタニカルシャンプーと言えますし、お馴染みのいち髪も米ぬかエキスなど和草エキスを多数使用しているでボタニカルシャンプーと言えます。

スーパーフードやアルガンオイルなど、ヘルシー【健康にいい】ものが流行りやすい時代なので、シャンプーでも植物を前面に出し、ヘルシーなボタニカルがブームになっているのかなと思います。

ボタニカルシャンプーのメリット

ハーブ・漢方薬・アロマオイルのように、植物には様々な栄養分や作用があります。

人工香料よりもアロマオイル(精油)の方が成分が複雑なため、いい香りだけでなくリラックス効果や、ホルモンバランスを整える効果など様々な効果があると言われています。

また、オイルも鉱物オイル(ミネラルオイル)よりも、植物オイルの方がビタミンなど様々な栄養が入っているため、美容にいいとされています。

ボタニカルシャンプーのデメリット

植物には様々な栄養や作用がありますが、いい作用だけではありません。

例えば植物エキスが何種類も入ったシャンプーは嬉しい効果がたくさん期待できそうに思えますが、植物アレルギーを起こしやすい体質の方にとっては、リスクの高いシャンプーでもあるのです。

そして、植物オイルや植物エキスには酸化が早いものや、光毒性があるものなどもあります。
代表的な例として、オレンジ果皮オイルは酸化が早く、光毒性があることで有名です。

逆に鉱物オイル(ミネラルオイル)は酸化しにくくアレルギーを起こしにくいという特徴もあります。

肌に良さそうなボタニカル成分ですが、アレルギー体質の方や敏感肌の方には合わない可能性も高くなるのです。

経皮感作という言葉をご存知でしょうか?
経皮感作とは、皮膚についたものが原因でアレルギーになってしまうことです。
例えば、ピーナッツオイルを使用してピーナッツアレルギーになったり、小麦成分の入った石鹸を使用して小麦アレルギーになったという例があります(茶のしずく石鹸事件)。
ボタニカルとして使われている成分によっては、アレルギーになってしまうリスクがあるので注意が必要です。

オーガニックについて

オーガニックとは?

オーガニック野菜

オーガニックと聞くと、身体によさそうな高級野菜を想像してしまいますが…
オーガニック(organic)は英語で【有機の】という意味です。

管理人はその有機すら意味が分かりませんでした!

「有機は生命を有するもの、すなわち動植物」です。

農業におけるオーガニックは有機肥料だけを使って栽培する。化学肥料や化学的に合成された殺虫剤を使わずに栽培するという意味です。
化学肥料を使用して栽培するよりも手間がかかりコストが高くなり、さらに有機認定マークを得るために費用がかかるため、オーガニック野菜は割高になっているのです。

食べ物におけるオーガニック
日本では、農林水産省が設けているガイドライン(JAS規程)を遵守して食品を生産する業者のみが「有機食品(オーガニックフード)」と呼べる制度があります。
化学肥料を使用して栽培するよりも手間がかかりコストが高くなるのと、有機認定マークを得るためには費用がかかるため、オーガニック野菜は割高になってしまいます。

食べ物以外のオーガニック
日本では、有機JAS認定は食品以外で行なわれておらず、他のオーガニック製品については国として基準が定められていません。
つまり、日本の化粧品に関するオーガニックは、ほぼ言ったもん勝ちです。

化学肥料は身体に悪いの?

「あえて化学肥料を使わないようにするってことは身体に悪いの?」
と思うかもしれませんが、実は違います。

化学肥料は即効性があり、作物に効率よく栄養を与えるのに適しているため、収穫量をアップさせたり美味しく栽培できるようになるのです。
作物が欲しい栄養を化学的に作っているだけなので、人体への影響はないとされています。

ではなぜ化学肥料を使わないようにするのかというと、化学肥料だけでは土壌にとっては良くないからです。
化学肥料を使いすぎてしまうと地下水を汚染させてしまったり、土地を枯らせてしまう恐れがあるのです。
なので、オーガニックは土壌(環境)のことを考えた栽培ということなんですね。
※化学肥料の人体への影響については諸説あります。

オーガニックは無農薬?

オーガニック=無農薬!

と思いがちですが、実は完全に無農薬ではありません。
天然原料からできた農薬などは使用できるのです。
なので、オーガニック=無農薬ではありません。

オーガニックシャンプーとは?

一般的には、オーガニック農法で生産された原材料の成分を配合しているシャンプーを指します。

ただし、日本の基準では食品以外の製品について「オーガニック」と名乗る基準がないので、シャンプーメーカーがどう考えて名付けた次第で、「オーガニック」とついた商品でもその中身は全然違う可能性もあります。

日本では、化粧品に関してのオーガニックの公的な認証制度はありませんが、海外ではオーガニック製品の基準は定められており、最近では日本でも海外基準の「COSMOS基準(Cosmetic Organic Standard)」で認証をとったオーガニック製品も出てきています。
そういった商品の方が、本質的な意味でオーガニックシャンプーに近いかもしれません。

COSMOS基準(Cosmetic Organic Standard)とは
コスモスはオーガニック化粧品において最高レベルの基準で、少なくとも水やミネラルを含む完成品の20%はオーガニックである必要があります。
ヨーロッパにおける5つの認証機関が合同で策定したもので、コスモスの究極の目的は『《持続可能な開発》を化粧品分野において可能とすることで、環境保護そして、自然由来および有機原料を使用した原材料の生産から 最終製品の流通を促進していくこと』です。

※ ヨーロッパの「ECOCERT(エコサート)」、フランスの「COSMEBIO(コスメビオ)」、ドイツの「BDIH(ドイツ化粧品医薬品商工連盟)」、イギリスの「Soil Association (英国土壌協会)」、イタリアの「ICEA(イチュア)」

オーガニックシャンプーのメリット

疑問

オーガニックだから髪にいいわけではありません。
オーガニックシャンプーを使うメリットは「環境保護」に貢献できることです。

エコな商品を選びたいという方にとっては良いかもしれません。

オーガニックシャンプーのデメリット

オーガニックは、化学肥料を使用して栽培するよりも手間がかかるため、それを原材料とした製品であればどうしてもコストが高くなってしまいます。

また、髪に対してはオーガニックだから良いわけでもないので、オーガニックという響きに惑わされてその他の大事な成分を見落としてしまう可能性もあります。

シャンプーを選ぶ際には、表面的な響きだけに惑わされないように気を付けましょう。

まとめ

この記事では、『ボタニカル』と『オーガニック』について、言葉の意味や、メリット・デメリットを紹介しました。簡単にまとめると、

  • ボタニカルとは植物のこと、ボタニカルシャンプーとは植物由来の成分を使ったシャンプーのこと。
  • ボタニカルを名乗るために基準は存在しない。
  • 植物由来の成分もアレルギーの原因にもなるため、一概に肌に優しいとはいえない。
  • オーガニックとは有機栽培のこと、オーガニックシャンプーとは有機栽培をした原料を使ったシャンプーのこと。
  • オーガニック食品(有機食品)を名乗るには厳しい基準があるが、食品以外では日本に基準はない。
  • オーガニック製品は、地球環境に優しいが、お財布には優しくない。

オーガニック!ボタニカルシャンプー

なんとも身体に良さそうな魅力的な響きですが、メリットだけではないことを知っていただけたでしょうか?

管理人もオーガニックの意味をよく調べてビックリしたのですが、髪にいいのではなく、環境にいいのです!
そして、ボタニカル成分は様々な効果が期待できますが、敏感肌やアレルギー体質の方はボタニカル成分たっぷりのシャンプーは注意が必要ですので、自分の体質や植物のメリットデメリットを理解した上で選びましょう。

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