ダイエットでくせ毛が悪化?くせ毛と栄養の関係

減量している女性豆知識
減量している女性

くせ毛は遺伝的な要因でなることが多いですが、遺伝的な要因以外にも普段の生活習慣が原因でくせ毛になってしまうこともあります。

「ダイエットを始めてから、髪がパサパサで、くせ毛がひどくなってきた」
「食事を変えてみたら、くせ毛がマシになってきた」
「無理なダイエットで生理が止まり、髪がなんだか細く、デコボコしている」

こんな経験がある方もいるのではないでしょうか?

くせ毛で悩む方なら食生活がくせ毛に与える影響はきになりますよね。
この記事では「ダイエットとくせ毛の関係」や「くせ毛対策として簡単にできる置き換え食品」について紹介していきます。

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栄養不足もくせ毛の原因

無理なダイエットで十分な栄養を取らないと、くせ毛になってしまうことがあります。

食事量を極端に減らしたり、栄養の偏りがみられるダイエットをすると体への栄養素の供給は激減し、血行不良も発生し、末端にある髪は急激に細くなってしまいます。

また、ダイエットを止めてリバウンドしてしまうような状況になると、髪にも栄養が行き渡って太くなり、ダイエット期間中に細くなってしまった部分とで太さに差ができてしまします。

このように極端なダイエットが原因で髪への栄養の供給が不規則になると、細い部分と太い部分でデコボコとしたくせ毛 連球毛(れんじゅもう)のようになってしまいます。

連珠毛
連珠毛

ご飯を食べないと体の調子が出ないように、髪も栄養が足りないと、元気に育ちません。

栄養不足でくせ毛になってしまった場合には、以下の2点の改善が重要です。

  • 髪の成長に必要な栄養素をとること
  • 髪に栄養素を送るため、血管に必要な栄養素をとること

髪の毛に必要な栄養素だけをとっても、髪の毛に栄養を送れなければくせ毛の改善はできません。
そのため、髪に必要な栄養素を取ることと合わせて、血液や血管を改善する食べ物も合わせて摂取することが大事です。

くせ毛に効果的な栄養素とは

では、具体的にどんな栄養素をとればいいのか、見ていきましょう。

髪の成長に必要な栄養素

タンパク質

髪の毛は、ケラチンと呼ばれるタンパク質で出来ているので、髪を成長させるにはタンパク質が必須です。
タンパク質は肉や魚などの動物性たんぱく質の他にも、大豆などの植物性たんぱく質からも摂取できます。
肉や魚が苦手という方は、プロテインなどを活用するのがおすすめです。

プロテイン=マッチョ
とイメージされる方が多いかと思いますが、プロテインは足りないタンパク質を補給するものなので飲むだけではマッチョになりませんのでご安心ください!

管理人もお肉が苦手なのでプロテインをよく飲んでいます♪

【タンパク質摂取にオススメの食品】
・動物性タンパク質 (卵、牛肉、鶏肉、豚肉、牛乳、ウナギ、青魚など)
・植物性タンパク質 (大豆など)

【タンパク質の一日推奨基準量】
・18歳以上の女性:約50g(下記図を参照)
 ※運動量によって必要なタンパク質量は変わり、減量するなら体重×2[g] など

1日50gを摂取を食品例で見てみると・・

出典:キューサイ(https://corporate.kyusai.co.jp/w-protein/chapter2-2.html)

亜鉛

亜鉛は、タンパク質の合成に関わる酵素の材料として使われる栄養素で、食事で摂ったタンパク質を髪や皮膚へと作り変える代謝を促す効果があります。
髪は新陳代謝が早いので、亜鉛を積極的に摂ることで美髪・美肌効果へとつながります。

美髪効果の高い優秀な亜鉛ですが、体内では作り出すことができず、また食事からも摂取しにくい栄養素の1つです。
亜鉛を多く含む食品は、牡蛎やレバーがですが、日常生活ではなかなか食べる機会が少ないと思います。

亜鉛に関しては積極的にサプリメントを活用した方が摂取しやすかと思います。
また、亜鉛自体の腸管吸収率は約30%とされており※1、吸収を高めるにはビタミンCを同時に摂取すると良いと言われています。
  *1出典:厚生労働省、日本人の食事摂取基準2015

【亜鉛摂取にオススメの食品】
・牡蛎、レバー、牛もも肉

【亜鉛の一日推奨基準量
・ 18~69歳の女性で8㎎(妊婦は+2mg、授乳婦は+4mg)(牡蛎5粒(60g)で亜鉛7.9mg)
 ※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」

血管、血液の循環を良くするために必要な栄養素

ビタミンE

ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、血液をスムーズに流す血行促進作用、老化を防ぐ抗酸化作用、ホルモンバランスを整える作用などがあります。

ビタミンEを摂取すると、血液の流れがスムーズになり、髪にタンパク質や亜鉛などの栄養が届けやすくなります
脂溶性ビタミンであるビタミンEは脂と一緒に摂取すると良いです。
また、ビタミンEは体内で発生する活性酸素の働きを弱め、ビタミンE自身が酸化すると効力を失ってしまいますが、ビタミンCを一緒に摂ることでビタミンE をふたたび活性化させます。
そのため、ビタミンEとビタミンCは一緒に摂取することを心がけてみましょう。

【ビタミンE摂取にオススメの食品】
・アーモンド、豆乳、モロヘイヤ、ウナギ

【ビタミンEの一日推奨基準量
・女性:6.0mg(手のひらいっぱいのアーモンド(約23粒)でビタミンEは約8.6mg)
 ※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」

リコピン

リコピンはトマトの赤い色素で、高い抗酸化作用で血液をサラサラにしてくれる効果があります。

リコピンで血液がサラサラになると、身体の末端部分である頭皮にも充分な血液と栄養が送り込まれ、頭皮の栄養不足は改善されます。

また、リコピンの抗酸化作用は非常に高く、同じく抗酸化作用を持つビタミンEの100倍以上と言われています。
生のトマトやトマトジュースなどから簡単に摂取できるので、大変おすすめです。

【リコピン摂取にオススメの食品】
・トマト、トマトジュース

【リコピンの一日推奨基準量】
・15〜20mg(生トマト2個、トマトジュース150~200ml)

余談ですが、トマトにはリコピン以外にも13-oxo-ODAという物質が含まれています。この 13-oxo-ODA は、『脂肪をエネルギー化する働き』もあり、モデルやボディフィットネス選手の方もダイエットのためにトマトを食べています。

ビタミンC

ビタミンCは、抗酸化作用と酵素の働きを助ける作用を持ち、コラーゲンの生成に必須の栄養素です。

ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されずに血管がもろくなり、壊血病といった症状になります。
十分にビタミンCを摂取することで、頭皮や血管に弾力を与え血流も良くなり、毛根に必要な栄養が届きやすくなるため、頭皮や髪の毛の健康につながってきます。

また、ビタミンCには皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きもあるので、積極的に摂りましょう。

さらに、ビタミンCには髪の毛の材料となるケラチンの生成に必要な亜鉛の吸収をサポートしたり、ビタミンEの効果を高める働きもあります。

【ビタミンC摂取にオススメの食品】
・キウイフルーツなどの果実、赤ピーマン、ブロッコリー

【ビタミンCの一日推奨基準量
・ 100㎎
  ※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」

鉄分

鉄は血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの材料となるミネラルです。
体内の鉄が不足するとヘモグロビンを順調につくることができず、酸素の運搬や、老廃物である二酸化炭素の回収がスムーズにいかなくなってしまいます。
髪は毛根にある毛乳頭が酸素や栄養分を毛細血管から吸収して健康を保っていますが、鉄不足によりうまく運搬ができなくなると、毛乳頭まで十分な酸素や栄養分が届かず、髪の毛が細くなったり、くせ毛悪化してしまうことがあります。
また、鉄分は単独で摂取するよりも、たんぱく質やビタミンCと合わせて摂取すると体への吸収率が高まることが分かっています。

【鉄分摂取にオススメの食品】
・レバー、アサリ、小松菜、ホウレンソウ、枝豆
【鉄分の一日推奨基準量
・ 10.5㎎(成人女性(月経あり))
  ※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」

アスタキサンチン

アスタキサンチンとは、自然界に存在する天然の赤い色素のことで、鮭やエビ、カニなどに多く含まれています。
アスタキサンチンには、抗酸化作用やIGF-1(インスリン様成長因子)を増やす働きがあります。
IGF-1は、髪の毛の成長を促進させる物質と知られ、毛母細胞の細胞分裂を促してくれる効果があります。

【摂取にオススメの食品】
・カニやエビなどの甲殻類、サケ・マス

【アスタキサンチンの一日推奨基準量】
・ 3mg以上がベター(紅鮭100gのアスタキサンチン含有量は、2.7mg)

その他

いくつか大事な栄養素を挙げましたが、実はこれ以外にもネバネバした食品、食物繊維、ベータカロテン、鉄分、クエン酸、海藻、EPA、こまめな水分補給なども重要であり、一つの食品だけに偏らないバランスの良い食事が大切です。

くせ毛対策!簡単な置き換え食品

色んな栄養素を摂ることが大事だとお伝えしましたが、いざ全てを頑張って摂取しようと思うと大変です。

ずぼらな管理人は栄養バランスを真面目にきっちり考えて食事を作るのは無理です!
そこで、1日のうちお手軽に1食だけ食事を置き換え、簡単で、しかも効果的にくせ毛対策できる食事法をご紹介します。

置き換えた方が良い食事

多くの人は1日3食だと思いますが、そのうち一番手抜きになりがちな朝食を、簡単で栄養満点な食事へ置き換える方法をご紹介します。

特に忙しい方は朝食を作る時間がなく、「朝はパンとコーヒーだけ」という方も多いのではないでしょうか。
パンを焼くのすら面倒で、出勤しながら甘い菓子パンなどで済ませるという方も多いかもしれません。

しかし、実はこの食事ではほぼ糖質しか摂れないため、くせ毛対策としてあまりお勧めできません。

お手軽な置き換え食品

管理人がお勧めしたいのは、測って混ぜるだけの簡単朝食!

【材料】

  • プロテイングラノーラ(マイプロテインで購入)
  • アーモンドミルク(業務スーパー等で購入)
  • ミックスベリー(業務スーパー等で購入)
プロテイングラノーラのパッケージ
プロテイングラノーラの中身です

【作り方】

①プロテイングラノーラ40gを測る
②ミックスベリーを好きなだけ入れる
③アーモンドミルク200ml(コップ1杯程度)を注ぐ

この食事の良いところは、何より手軽で栄養価が高いことです。

  • タンパク質がお手軽に摂れる(グラノーラで8.4g、アーモンドミルクで1.6g)
  • 食物繊維も豊富で腸活にも
  • ビタミンEが13mg(1日の必要量が摂れます)
  • ラズベリーに含まれるラズベリーケトンで脂肪燃焼促進
  • ブラックベリーにはビタミンCの他にも、アントシアニンやポリフェノールなど含まれており高い抗酸化作用
  • 準備時間はわずか1分足らずでOK(容器に入れるだけ!)

タンパク質・食物繊維・ビタミンEも摂れて、作る手間もなく美味しいのでとってもおすすめです!
ミックスベリーの甘酸っぱさがグラノーラにとても合っていて、見た目も豪華なので満足感が高いです。

私の使っているプロテイングラノーラだけは、スーパーでは売っておらず、マイプロテインの公式サイトから購入しています。
チョコレート以外にもアーモンド&ハニー味、ラズベリー&ブラックベリー味もありますので、ぜひ一度試してください。

補助的に摂取したいサプリメント

リコピンはトマトジュースから手軽に摂ることができますが、唯一食品から摂取しにくいのが『亜鉛』です。

牡蛎やレバーを日常的に食べている人はなかなか少ないかと思います。

私も食事で亜鉛は不足してしまっているのでサプリメントで摂取するようにしています。
ドラッグストアやネットでの購入を色々と探してみたところ、プロテイングラノーラを購入している『マイプロテイン』が、サプリメントについても大変安く、いつも一緒に購入しています。

マイプロテインはヨーロッパのメーカーなので、到着まで少し時間がかかりますが、表示価格以上にセールで大幅割引(50%前後の割引も頻繁にあります!)になるので、もし少しでも安くサプリメントを購入したいという方は一度見てみてください。

まとめ

この記事では、「ダイエットとくせ毛の関係」や「くせ毛対策として簡単にできる置き換え食品」を紹介しました。

栄養不足が原因でくせ毛になってしまうこともあるので、以下の点には特に気をつけて普段から十分な栄養をとることを心がけましょう。

  • 髪の成長に必要な栄養(タンパク質、亜鉛)
  • 血管、血液の循環を良くするための栄養(ビタミンE、リコピン、ビタミンC、鉄分等)

また、普段の食事からだけではとりにくい栄養素もあるので、足らない分についてはサプリメントも積極的に活用してみてください。

この記事では栄養面からくせ毛の改善方法をご紹介しましたが、シャンプーの仕方やトリートメントのしすぎでくせ毛になってしまうこともあります。
ぜひ他の記事も合わせて読んでみてください。

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