市販のノンシリコンシャンプーの火付け役と言われているレヴールですが、剛毛くせ毛との相性は良いのでしょうか?
レヴールと言えば発売当初から香りも注目されていましたが、リニューアル後の香りはどうなっているのでしょう?
剛毛くせ毛な管理人が紫のレヴール(リッチ&モイスト)を4日間試してみたので詳しくレビューしたいと思います。
レヴールについて
「美しい髪はたんぱく質から」
植物性たんぱく質(PPT)洗浄成分×植物性酸性石けん洗浄成分×アミノ酸洗浄成分
この3つをバランス良くブレンドしたのが
「フィトサボン洗浄成分」
今までのノンシリコンシャンプーはすっぴんにする事だけが目的でした。※4
「植物性たんぱく質洗浄成分」を採用し、きちんと汚れを落としながらも、
すっぴんの髪内部までたんぱく質を補給します。
頭皮と髪を優しくケアし、髪内部まで保湿強化できる独自の処方設計です。
※4 自社従来品出典:公式サイト
フィト(植物)のたんぱく質で髪をケアしましょうといったコンセプトのようです。
たんぱく質で髪の補修、頭皮のケアまでしっかりと考えられたシャンプーなんですね!
期待できますね!
成分
紫のレヴール(リッチ&モイスト)の成分を見てみましょう。
シャンプー
水、ココイルグルタミン酸TEA、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、テトラオレイン酸ソルベス-40、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウレス-6カルボン酸Na、ココイル加水分解ダイズタンパクK、アーモンドタンパク、加水分解ダイズタンパク、加水分解コメタンパク、ワサビノキ種子エキス、加水分解酵母タンパク、ブドウ果実細胞エキス、ビルベリー果実エキス、クロフサスグリ果実エキス、アサイヤシ果実エキス、ブドウ種子エキス、フリージアアルバ花エキス、ラベンダー花エキス、PEG-2カプリリルアミン、ポリクオタニウム-10、塩化Na、ポリクオタニウム-50、EDTA-2Na、クエン酸、オキシベンゾン-5、ジオレイン酸PEG-120メチルグルコース、クエン酸Na、カラメル、DPG、グリセリン、BG、エタノール、PG、マルトデキストリン、イソマルト、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ソルビン酸K、レシチン、安息香酸Na、メチルパラベン、フェノキシエタノール、香料、紫4011
洗浄成分
洗浄成分はアミノ酸系のココイルグルタミン酸TEAがメインですが オレフィン(C14-16)スルホン酸Naが入っているため適度な洗浄力があります。
ココイル加水分解ダイズタンパクKという「洗浄+トリートメント効果」が期待できる優秀な成分も入っていて素晴らしいのですが、洗浄力を上げるためのオレフィン(C14-16)スルホン酸Naは刺激が強めなので少し気になります。
フィト(植物)たんぱく質
加水分解酵母タンパク
毛髪は8割がたんぱく質でできているため、保湿や補修効果が期待できます。
植物エキス
ブドウ果実幹細胞エキスは、細胞の活性化が期待できるためエイジングケア化粧品などで注目を集めている最新の美容成分です。
トリートメントにもブドウ果実幹細胞エキスが入っていますが、トリートメントは頭皮につかないように塗布するため、細胞の活性化は期待できないのではないかと思います。
その他の植物エキスは保湿、抗炎症作用、抗酸化作用、美肌・美白等が期待でき、髪よりも頭皮への効果がメインかと思います。
トリートメント
水、ジメチコン、ステアリルアルコール、セタノール、ベヘントリモニウムクロリド、ソルビトール、アーモンドタンパク、加水分解ダイズタンパク、加水分解コメタンパク、ワサビノキ種子エキス、加水分解酵母タンパク、ブドウ果実細胞エキス、ビルベリー果実エキス、クロフサスグリ果実エキス、アサイヤシ果実エキス、ブドウ種子エキス、フリージアアルバ花エキス、ラベンダー花エキス、イソプロパノール、パルミチン酸イソプロピル、ステアルトリモニウムクロリド、イソペンチルジオール、ヒドロキシエチルセルロース、(アクリル酸アミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリル酸アミド)コポリマー、ポリクオタニウムー50、クエン酸Na、EDTA-2Na、アモジメチコン、オキシベンゾン-5、PEG-200水添ヒマシ油、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、クエン酸、BG、カプリリルグリコール、グリセリン、エタノール、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、PG、マルトデキストリン、ステアラミドプロピルジメチルアミン、イソマルト、レシチン、ソルビン酸K、安息香酸Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料、紫401
トリートメントはシリコン入り
紫のレヴールのトリートメントはノンシリコンではありません。
水の次にジメチコンが記載されているので、しっかりコーティングされ手触りが良くなることが予想されます。
レヴールの使用感
レヴール(リッチ&モイスト)を剛毛くせ毛の管理人が使用した感想を書いていきます。
シャンプー
紫がかった透明の液体で、緩すぎないので手からこぼれ落ちにくいです。
泡立ちはとても良く、少量でもモコモコに泡立ちます。
すすぐ際にきしみもなくスルスルと流せます。
発売当初の紫のレヴールはすすぐ際に結構きしんだ記憶があるので、かなり改良されている印象です。
トリートメント
紫がかった乳白色です。
適度な硬さで塗布しやすいです。
すすぐとスルスルーとした指通りになり気持ちがいいです。
ドライ後
まとまり感はありアホ毛もかなり抑えてくれるのはとても嬉しいポイントです。
ですが、まとまり感はあるものの、毛先の潤いは少し足りない印象でした。
指通りも思ったほどではなかったです。
4日間使用し、毛先のパサつきは若干ましにはなりましたが、やはりパッとしない印象です。
ビルドアップはしにくかったように思います。
頭皮の状態は良好で刺激は感じませんでした。
頭皮の臭いも感じなかったのでしっかり汚れが落とせていたのだと思います。
レヴールと剛毛くせ毛の相性
レヴール(リッチ&モイスト)はくせ毛用ではなくしっとりタイプのシャンプーでしたのであまり期待はしていませんでしたが、やはりくせ毛によるうねりやハネはしっかり出ました。
まとまり感はありますが髪が柔らかくなった感覚もなく、剛毛との相性もあまり良くない印象です。
「くせ毛をどうにかしたい」「剛毛を柔らかくしたい」と考えている方にはレヴール(リッチ&モイスト)はあまりおすすめではありません。
レヴール(リッチ&モイスト)の香り
トップ | カシス、ベリー、レモン、アップル |
---|---|
ミドル | フリージア、ゼラニウム、ローズ |
ラスト | バニラ、パチュリ、ムスク |
出典:公式サイト
強く感じたのはカシスとフリージアでした。
ボディ〇ァンタジーのフリージアに近いように感じます。
フルーティーさよりも華やかさの方が勝っていてエレガントな印象です。
香りは強めで持続力もあり翌日もしっかりと香ります。
好きな香りなら嬉しいですが、苦手な香りだと少し厳しいかもしれません。
管理人は最初は少しキツく感じたのですが、2日目くらいで慣れていい香りに感じました。
髪をしっかり香らせたい方におすすめです!
リニューアル前の香りとの違い
リニューアル前の紫のレヴールはラン〇ンの有名な紫色の香水の香りに似ていて高級感のある香りでした。
リニューアル後も華やかな香りですが、以前の方が優しいイメージで、リニューアル後は少しカドのある香りに感じました。
香りには好みがありますのでどちらの方がいい香りとは言えませんが、どちらもフローラルで大人の女性を連想させるような良い香りだと思います。
コストパフォーマンス
シャンプーは毎日使うものなのでコストパフォーマンスは大切ですよね。
レヴールのコストパフォーマンスはどうなのでしょうか?
シャンプートリートメントとも500mlで各1650円(税込)です。
洗浄成分はオレフィン(C14-16)スルホン酸Naが少々気になりますがそれ以外は低刺激ですし優れた成分も入っているので成分を見るとコストパフォーマンスは良いと思います。
1500円前後の価格帯は成分にこだわったシャンプーがたくさんありますが、容量が500mlよりも少いものが多いのでレヴールはちょっとお得感がありますね。
ですが、剛毛くせ毛で悩まれている方にとっては欲しい効果がないため、あまりコストパフォーマンスが良いとは言えないかなと思います。
まとめ
レヴール(リッチ&モイスト)は洗浄成分は少し気になるものの、他の成分は優秀で、使用感がよく、適度な洗浄力で汚れがしっかり落とせますし、とまとまり感があり香りの持続力もあるので優秀なシャンプーだと思います。
ですが、「剛毛&くせ毛の方に胸を張っておすすめできるか?」と言われるとそうでもないシャンプーです。
しっとりまとまるだけでうねりは抑えられず柔らかさも感じられませんでした。
- フローラルな香りを持続させたい
- しっとりまとまりがいい髪にしたい
- 髪の傷みはそれほどでもない
という方にはいいシャンプーかと思います。
剛毛くせ毛に合うシャンプーをお探しの方はこちらの記事がおすすめです♪